2004年01月 06日
NHKスペシャル『富の攻防』
NHKスペシャル、『地球市場 富の攻防』深夜枠の再放送を見ていました。
全10回のシリーズ一貫して自由経済、競争市場の矛盾や問題にフォーカスしての番組で、大変興味深い番組でした。純粋に技術、純粋にスポーツ、純粋に経営。だけでは世の中生きていけない。多少のアンフェアがあろうと名声とそしてそこから得られる富を得なければ先は暗い。最終回は遺伝子医療技術の企業競争の実態を報道していました。ほんの僅かの差で競争に敗れた遺伝子科学者。発表の場で、突然『私の方が早く発見した』と叫ばれて。彼は『みんなの健康が育まれるならば、悔しくはない』と言う---が、負け惜しみにも聞こえてしまう。競争とはそういったモノだろう。
それでも負けた科学者を尊敬したい、と思うのは僕だけだろうか。企業活動にしたって、どれだけの優れた会社が理不尽な敗北を喫しているのだろう。精神の正当性など富の競争の前には打ち消されて久しい。これって正しいのだろうか、などと。---まぁ、ヒトヤマ当てるような発明なんてそうそう出るものではないだろうから、一部のハイレベルな悩みなのかも分からない。
ソフトウェアにもそういう潮流があります。GNU に代表されるオープンソースの世界では、ソフトウェアに特許があること自体おかしい、と言う。こういうことを言う人達は偉大だなぁ、と思う。もはや宗教的、と揶揄(やゆ)されるまで議論はエスカレートしている。本来発展のために競争があるのであって、競争のために発展があるのではないように思う。僕らの目的は本来 富ではなく、発展そのものの筈のように思う。が、アメリカ様のおっしゃる市場競争原理はそれを許さないところまで来ているように見える。
下記サイト様にも関連記事がありましたのでご報告(トラックバックを送信させていただきました)。
anchoco:# 地球市場 富の攻防
これも、毎回楽しみにしている番組。 (今年のNHKスペシャルは、これと文明の道につきる。) こんなにタイトルが内容を表しているものは他にないと思う。この番組では世界を取り巻く...











