Personal Computer日本史(その3)

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まだひっぱるのか、と怒られそうですが(^^;;; 現在のWindowsにいたるまでです。(2000/12/?)

黒船が来た!

さてさて、とにもかくにも、日本においては、
パソコンと言えば NEC PC-9801
他の追随を許さないところまで来ていた時代のあったことをこちらでお話しました。
ちなみに、ここで言うのは、ご存知の通り、「日本史」です。
世界でどうだったかは、私はあんまりよく知りません。
ただ、PC-9801は輸出実績はないんじゃないかなぁ、と予想しています。

そんなパソコン鎖国日本PC-9801天下の時代
黒船がやってきます。

そう、ご存知 DOS/V です。
日本にもオープンアーキテクチャの夜明けがやってきたのです。
オープンアーキテクチャって言うのは、
IBMが1984年に発表した思想で、
要は自社パソコンの回路図を公開しちゃったんだな。

これによって、Compaq 社や Dell 社と言った、
PC/AT 互換機と呼ばれるパソコンが続々登場。

さすがは世界の巨人と詠われた時代もある IBM。
すごい発想です。
これによって、パソコン全体のマーケットを活性化させようと
したのですよ。

実際、各デバイスベンダー(Video、マウスといったものを作るここの会社)の
性能・価格競争が推進され、
パソコンの性能は飛躍的に伸びていきます。

しかしIBM 的には「やっちゃった」状態らしく、
最初好調の IBM も、続々登場する互換機メーカーに押され、
その後、偉いリストラをせざるおえないところまで追いやられます。

IBMにはもっと深い意図と作戦があったのですが、
大きな誤算だったようです。
ここんところも面白い話題なので、
いつか触れてみたいです。

DOS/Vと言う名の船に乗ってやってきたWindows。

DOS/Vと言う言葉は良く耳にする言葉ですよね
この言葉、先ほどお話した
PC-9801と区別するために使われていたような感じがします。

DOS/VとはIBM PC/AT及びその互換機のことを挿します
PC-9801同様、Intel 8086アーキテクチャ
従ってMS-DOS搭載機種です。

で、出所はアメリカなもんで、英語版MS-DOS。
そのままでは動かないので、これに日本語化ドライバ等々を
組み込んでMS-DOSを(大分強引に)日本語化していたような
そんな覚えがあります
この日本語化された MS-DOSを当時DOS/Vと言っていて、
それが拡張解釈されて、
ハード全般 DOS/V って言うようになったようです。

まあ、同じMS-DOSが使える、ったって
アプリケーションは PC-9801と同じものは動かない。

こーんなもんじゃ PC-9801天下は揺らぎません。

実際、DOS/V機は1990年には
日本にお目見えしている
のです


その上、大分強引に日本語化しているので、
動作も遅い遅い。

技術的には、MS-DOSの時代、各文字列は
ハードウェアによって表示されていたので、
日本語表示機能を予めもたない DOS/Vでは
MS-DOSに日本語表示ソフトウェアを
被せることで日本語表示を実現していたのですが、
当時は CPU の速度も遅く、
ちょっと耐えられない程遅かったのです。

それをどうでも良いものにしてしまったのが
一つはハードウェアの進化であり
Windows なのです。

Windows3.1

とうとう来るべき時が来た、と言いますか、なんと言いますか。
Windows3.1と言うWindows出世作の登場です。

Windows3.1、当時、MS-DOS アプリケーションの一つ
だったんですよ。
まあ、Microsoftは OS だって言ってましたけどね。
まわりはそうは見てなかったようです。

重要なのは、このWindows上では、
同じ Intel アーキテクチャであるならば、
PC-9801だろうと、DOS/Vだろうとアプリケーションレベルで
互換性を持たせていたのです。

要は Windows上で動く一太郎は、
Windowsさえインストールされていれば、
PC-9801でもDOS/Vでも動かせます。

これは、同じ Intel アーキテクチャである場合、
違うのは、キーボードだ、ビデオだ、とそういう所。
アプリケーションがそれらを使う場合、
Windows(ドライバ)がそれぞれに分かる言葉で翻訳してから
各デバイスを制御するからなんです。

Windows3.1の後継、Windows95が大ヒットし、
どんどんWindows 用アプリケーションが増えていく中、
PC-9801 の(ソフトが多いと言う)メリットは完全に失われてしまったのです。

しかも、NEC PC-9801は多くを自社チップで賄っており、やはり高価。
対して、オープンアーキテクチャ誇る PC/AT 互換機は
各チップベンダーの競争のお陰で安価にまとまっていました。

しかも WindowsをPC-9801用にいちいち改変しなければ
ならず、これもやはり競争に敗れた原因でしょう。

また、98NXと言う製品登場のきっかけとも言えます。
98NXは、ほぼDOS/Vと同じなんです。
ですので、事実上、国産アーキテクチャによるコンピュータは、
PC-9801の敗北をもって、消滅
したのです。

Microsoft MS-DOSによってその地位を得たNEC は、
やはり Microsoft 社の Windowsによって
その地位を奪われてしまったのです


怖いですね〜。

MS-DOSの時代がやってきた!

ここでも、.NETのお話しをしたときと同じように
ハードウェアの違いを被せる、
そしてプラットフォームを広げていく、と言うことが
実に重要なタスクなわけですね

また、それを次々と行っていったのが Microsoft社なのです
そしてその影には
消えていった様々なメーカーの製品があり、
今回はソフトウェアにフォーカスをあてませんでしたが
場合によってはソフトベンダーさえあります。

パソコン界ではそういう危うさが常に付きまといます
次はどんな形で、誰がスタンダードの勝者となるのでしょう?
それが常に Microsoft社とは限らないのです。

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