日本のパソコンだって熱かった時代があったんだ!いやいや、今が覚めている訳じゃないけどね。(2000/12/?)
僕がパソコンを触り始めたのは、
小学校5、6年生の頃だから、1984年くらいだったと思います。
『こんにちは、マイコン』っていう、すがやみつるの実用漫画がことの発端でした。
知ってるかなあ、『ゲームセンターあらし』。
小学館コロコロコミックに連載してました。
コロコロコミックは、かの名作ドラえもんが連来されていた雑誌、と言えば、
だいたい年齢層も雑誌の雰囲気なんかも分かるんじゃないでしょうか。
ゲームセンターあらしは凄いぞ。
なにしろ、平安京エイリアンの穴を4ついっぺんに掘っちゃうんだから。
(この文章、分からない人は分からないでヨイ(^^;;;)
そんなとき あらしは、高速にジョイスティックを回転させ、
手から炎が出ちゃうんだぞ(炎のコマと言う技)。
他にも「真空ハリケーン打ち」って言うのもあったっけなあ。
どんなんだったか、忘れちゃったい。
と、まあ、ファンタジーだかど根性なんだか分かんない世界を展開した
凄い漫画で、僕、大すきでした(笑)
そんな すがやみつる先生が、実用書を書いていて、
それも、結構企業に密着した、
当時本当に必要になるようなものを、
どんどん漫画で書きおこしていて、
その一つに、『こんにちは、マイコン』もあったわけです。
『こんにちは、マイコン』は、その題名からだと、
マイコン全般(当時、パソコンのことをマイコン、と言ってました)に
ついて書かれたような感じですが、
内容はなんと、NEC
PC-6001 と言う機種を用いての、
BASIC
プログラミング概論集。
基本的な制御文は全て網羅していた、なかなか本格派でした。
ええっと、実はワタクシ、この本で BASIC を勉強しまして(^^;;;
当時、僕は小学生ながら、書いてある内容をまとめて、
ノートにして、繰り返し繰り返し読み直していました。
そういうの、好きだったんですよねー。
当時は漫画家がダメだったら、ゲームプログラマになりたかったんです。
あ、この辺りまで来て、パソコン歴(うわ、この言葉自体古いなぁ)の
古い方は、気が付いてしまうかも知れませんね。
ここで扱うのは、NEC
TK-80 とか、そういう、すんごい古いのではなくって、
まあ、パソコンらしくなってきた頃からの話題です。
オペレーティングシステム(以下OS)、なんて概念が世に定着したのは
1887年を過ぎた、NEC
PC-9801が登場した時代からだったんじゃないかな、とおもいます
今でこそ、パソコンは「OS の上で、アプリケーションを使うもの」となりつつありますが
当時、パソコンは「BASIC で プログラムを組むもの」でした
従って、ファイルマネージャがあって
アプリケーションを起動して、ユーザーはアプリケーションから、
必要なデータを作成したり、読み込んだりする、と言う発想はなく
とにかく BASIC だけがある
起動するなり、いきなり『N88-日本語BASIC』でスタート。
今は一般的になっている、データのセーブとかも、
全て BASIC上で行われなくてはならない仕様で、
まあ、当時、「一般ユーザーのオペレーション」と言うものと
「プログラミング」と言う境界が無かったわけなんです。
パソコンユーザー総プログラマ、それ当時の常識。
プログラミングできず、誰かが作ったアプリケーションを
当時の記憶媒体であったデータレコードから読み込み(Load)、
実行(Run)しかできない人を
『Load Runner』って言って馬鹿にする風合いすらありました
ああっ、Load
Runner がなぜギャクなのかも分からない人多いだろうなぁ…(^^;;;
勝手に知らない人のページをリンクしてしまった(^^;;;
Load Runner は当時のコンピュータで爆発的なヒットを飛ばしたゲームの一つです
そういえば、Load Runner リンク先のページとかは
最近流行りの「昔のパソコンエミュレータ」のページです
やっぱり昔のパソコンを懐かしむ人って多いのらしく、
僕も非常にその気持ち分かります。
実家には NEC
PC-9801VX2 (1990年頃?)があり、
昔作ったゲームとかのソースリスト引っ張りだして
動かしてみたりしちゃうもんね
当時、あれはなかなかのオモチャだったんですよ
このエミュレータ、要は Window
上で、PC-6001 とかのソフトを
動かしちゃおう、と言う、凄いことを思いつくもので、凄いソフトです。
実際、過去の様々な機種で Windows 上でのエミュレーションを実現していたりします。
しかも、これだけの大変な技術を無償でやっているわけです。
すんごい好きなんでしょうね。
このあたり、オープンソースなんかの話しと似ているところがあるかも知れませんね。
技術的には、先日 .NET のお話しをしたときにでてきた
Vertual Machine みたいなことをしているんだろうと思います。
要は、当時の CPU の動作をそのまま翻訳するプログラムな訳です。
で、昔の BASIC や、市販アプリケーションはそのまま Windows 上で動作可能!
と言うわけです。
うおー、めっちゃ脱線してしまった(^^;;;
さてさて、BASIC のお話しに戻りますが
この BASIC を使ったアプリケーションもあるにはあったのですが
あまり、アプリケーションを「買う」って言う感じではありませんでしたね。
ゲームだけは異様に盛り上がってましたが、
ワープロとかは、市販のものでも、あまり完成された雰囲気はなかったように記憶しています
要は、当時、「パソコンはプログラミングするもの」だったわけですね
ちなみに、このBASIC、今は Windows でときめく Microsoft 社が開発したものだ、と聞きます
Microsoftの出世作、その第一弾、と言う見方もできますね
BASIC 言語全盛時代、各社、実に様々なパソコンを世に送り出してきました。
今もそういう所があるんですが、
当時は今みたいにハードウェアに対する標準化が進んでいませんでした。
(ハードウェアの標準化については、いずれ書きたいと思います。これも一つのドラマでした)
各社、多用なアーキテクチャ、多用な BASIC 言語、多様なスペックで
まさに覇権争いでした。
当時の一番のサラブレッドはやっぱり、NECで、
オフィスは PC-9801、趣味なら
PC-8801
でした。
僕は、親を騙して PC-8801 を当時10万円(中古)で買わせたものです。
本人ゲームばっかりやってたんだけどね(笑)
まあ、この NEC PC シリーズと言うのは、
Intel のロードマップと言う角度からは非常に面白く、
NEC の自社製 Intel 互換 CPU なんてものを
搭載した時期もあったものですから、
そういう意味(日本におけるパソコン技術革新)では面白いパソコン、だったのですが、
まあ、傍目的には差ほど面白いものではありませんでした。
当時販売されていた、パソコン(派手目なもの)を思い出して見ると、
Sharp
X1 シリーズ → TV とパソコンが合体。TV の画像を編集できちゃう。
富士通
FM-77AV → 当時 16色が全盛だった時代に 4096 色同時発色を実現。
ここで、Sharp は面白くって、X1 の他にも MZ
シリーズ、って言うのも
出していました。
で、MZ はSharp パソコン事業部、X1 は TV 事業部が作っていたんだとか。
ソニーなんかも出してましたよね、SMC-777
って機種。
日立は S1
でした。
東芝パソピア7(世の中から抹殺されたのか、どうしても検索が引っかからない(^^;;;)。
各機種、非常に個性豊かだったのを覚えています。
こんな戦国時代、ハードが違えば、動くソフトも限定されてきます。
ゲームで言うならば、丁度、
ドリームキャストのゲームをプレイステーションで遊べないような話しです。
ですので、こぞって覇権争い。
当時から、ハードよりはソフト、と言う認識は徐々に生まれつつあったのですが、
やっぱり、結局は各社、ハードウェアに執着していたようです。
実際、まあ、ゲームくらいにしか使えないなあ、と言うのが
多かったとはいえ、ユニークなものが多かったですね。
いや、なんとなく、このテーマで書き始めたんですが、
こりゃ面白いや(←俺は、なんですが(^^;;;)
っていうか、ぜんぜん収まらなくなってきちゃいました(^^;;;
次回、続きで〜す。