Microsoft 社が提唱する、ネットワーク戦略が見え隠れする。この技術を使えば、サービスコンテンツは、さらに加速するように考えています。PC OS 市場の独占的位置に留まらず、その先も確保しつづけようとする Microsoft の凄さ。 (2000/11/?)
いやはや、初っ端からこうも技術話題だと、引いちゃいそうなんですが(;^_^A アセアセ・・・。
Microsoft 社が次期 WEB
Application プラットフォームを早々と発表しています。
その名も .NET
Technology。
WEB Applicationってなんじゃい、って言うのは、
要は Internet Exproler 上で動作するアプリケーションで、
インターネットさんと協力して、なんか面白いことができるような種類のもののことです。
東風荘って言うゲーム、知ってますか?
要はマージャンをインターネット上で、知らない人と半荘打てると言う。
他にも、Yahoo の オセロ とか、Nethello
みたいに、
ネットワーク対戦型オセロゲームなんて言うのもありますね。
今は、ネットワーク上で、各ベンダーさんが、
自分でプロトコル決めて、かなり難しいところから、
がんがん、ごりごり作っているのですが、
このプログラミング、できるようなエンジニアは多くないんですよ。
少なくとも、あたしゃ作れません(笑)
相当ネットワークに詳しくなくちゃならないし、
検証(要は動作チェック)も大変そうだし、
おいそれとは、立ち上げられないシロモノ。
それを、OSのサービスとして、提供しましょ、って
大分脚色しすぎかも知れないけど、そういうハナシです。
これでプログラマはハッピー。簡単に作れる。
ひいては、コンテンツを考え出す人たちもハッピー。
もともと、そういうネットワークと連携するアプリケーション用の規格が
サンマイクロシステムズ社って言うところからJavaと言う形で提唱されていました。
Java はみなさん、割合良くご存知ですよね。
Yahoo Othello なんかは Java で実装されていて
Microsoft の Windows 上でも動作するんですよ。
Javaは、その昔 IBM が Open Architecture って言うのを始めたのと同じくらい偉い規格で、
どの OS が使っても良い、って言うオープンプラットフォームを提唱してました。
普通、Windows のアプリケーションはそのままでは Mac
上で動きませんよね。
これは、Windows のアプリケーションが、Mac OS に分かるような言葉で作られていないからなんですよ。
まあ、ここで言う OS は CPU って置き換えても良い話しで、
それだけ、現行 OS が CPU が分かる言葉に依存している、ってことなわけです。
それが、ネットワーク上でお互い繋がらないんじゃお話にならない。
HTML
言語や E-Mail のテキストなら、お互い分かる言葉だけど。
だから、Java では、誰でも分かるような共通の言葉を定義して
各 OS はその翻訳をする部分をOS の上にかぶせてあげる。
これを、技術的には Vertual Machine (以下 VM)とか言われる個所が行います。
凄い平たく言うと、まあ、この標準言語への翻訳家、ってところでしょうか(ちょっと違うかも(^^;;;)
それが例え iMode 端末でも
Java VM さえ上に被せれば共通の言葉で
ネットワーク上をしゃべれるようになるよ、って言うわけ。
でね、困るのは、.NET Technology って、これと同じなんですよ
Microsoft 社的にはですね、
Java みたいに全 OS 上で共通に動いちゃうプラットフォームは
おいしくないわけですよ。
だって、それじゃあ、Windows じゃなくても良いや、ってことになっちゃう。
Windows 、売れなくなっちゃいますよね。
それだったら、自社独自フォーマットでデファクト・スタンダード築いて、
後は、他者へのライセンス料で稼ぎたいわけです。
だから、対抗馬を出走させてきた。
いや、あわよくば、iMode
に Windows 載せたいんじゃないかなあ。
なにしろインターネット上で使われているのが、.NET で動いているんじゃ、
そうせざるオエナイ。
僕の理解が正しければ、サンマイクロシステムズ社は、
その点、ライセンス形態をオープンにしていたと思うので、
(もともと、UNIX の世界には、オープンソースと言うポリシーがあるんです。
これが、なかなか普通の方には理解されないんですが)
なーんとなく、他の会社からしてみれば、
なにするんぢゃ、マイクロソフト!
と怒鳴りたくなりますわな。
まあ、でも、この手の話しは、VHS & ベータ でも、MD & DCC でも、
最近じゃ DVD でも各社デファクト争いです。
携帯電話のプロトコル争いだって、熾烈だよね。これは、各国、だけど。
要は、デファクト掴んでライセンスで稼ぐのがおいしいのは、
どこの会社でも気持ちは同じなんですよ。
そういう意味では Microsoft のやってることも
企業活動の一環としては、あたりまえのこと。かな?
僕は結局、少なくとも Windows 上では、Java ではなく、
この .NET が行っちゃうんじゃないかな、って考えています
その良し悪しはともかくとして。
それは以下2点によるものです
1、Microsoft 社は優れた開発環境を持っている
2、賛同企業がとっても多い
前者は、Visual
Studio と言われる、強力な、また、
Windows のエンジニアはこれしか使っていないと思われる環境を
Microsoft 社が掴んでいることに由来します
出来の良さからすれば、インプライズ社
(旧ボーランド社)のものの方が良いのらしく
実際フリーウェアのプログラマさんなんかは、Delphi
って言う開発環境を使ってます
でも、仮にもプロになっちゃうと、
OS 作っている Microsoft さんが作ったものの方が信用できるんだよね、いろいろと
で、開発者も、慣れた開発環境から、そうそう他に移れないものだから
きっと、楽に移行できる .NET 対応 Visual Studio を使っちゃうんじゃないかなあ、などと
それは、Word 使っている人が、明日から 一太郎使え、って言われても困るのといっしょです。
後者は、なんといっても、Apple 社と、Corel
社を傘下に
収めている点が大きくって
この2社で、Mac OS と Linux
上で
.NET VM を作らせれば
世界のほとんどのパソコン上で、.NET 天下にできちゃいます。
なーんて思うんですが、責任は持てないなぁ。
余談だけど、昔 こういうのを、日本の TRON
Project ってヤツが
お上主導で標準化しようとしたんだよね。
失敗した、とは言えないけど
(と、言うのは、組み込み系では、μITRON と言う OS がデファクトを勝ち取っているのです)
まあ、上手く行ってないみたいですね
お上主導で「これ使え」と言われれば
エンジニアやコンテンツを考える人にとっては
シンプルで良いんじゃないかな、って思うんだけどね。