エンジニアと投稿雑誌 (2)

80年代 もう一つの『月刊I/O』

月刊I/Oを彩った はらJINさんのイラスト

ところで、月刊I/Oの記事『FM音源カードの制作』のタイトルに掲載されている猫のイラストにお気づきでしょうか。

はらJINさんと言うイラストレーターのもので、ギンビスたべっこ動物のイラストもはらJINさんとのことです。ちょっと硬派なコンピュータ雑誌I/Oらしからぬ、かわいらしいイラストですよね。この猫が逆立ちして逆アセンブラ(マシン語をアセンブリ言語レベルに戻すツール)・・なんていうイラストもありました。少し技術に明るいイラストレーターだったのかも知れません?

ちなみにこの猫の名前を「ニャームコ」って言ったような気がするんですが、出典不明でした。私がナムコのゲームと混同してるだけかも知れません。さらに補足すると、1985年に心不全でお亡くなりになられています。アサブロに、はらJINさんねこのブログテンプレートがあるみたい。こんな技術以外のところも『月刊I/O』の醍醐味でした。

月刊I/Oの投稿イラスト達

『月刊I/O』には、一連の硬派な技術投稿雑誌とは別の角度が見られます。例えば、「売ります」「買います」コーナー。当時高価だったコンピュータの個人売買が紙面ベースでやり取りされます。そこに掲載されているイラストがこちら。

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いずれも同じ1985年8月号のものです。(本題と関係ありませんが、当時、この手の連絡手段として自分の住所と氏名、場合によっては電話番号を書いていたんですよね。個人情報吊るしまくり。今じゃ考えられません。と言う話はともあれ。)どういうわけか、美少女イラスト。絵柄がどことなくダーティペアっぽいのですが、まさにアニメ『ダーティペア』が1985年でした。当時、ヒットアニメはあれど、今ほどはアニメがポップカルチャーとして市民権を得ていなかった時代です。

プログラミング講習コーナーの宿題回答投稿にもアニメ風イラストが登場します。宿題内容はブール代数みたいですね。

月刊I/O のイラスト投稿例

月刊I/O のイラスト投稿例

月刊I/O のイラスト投稿例(拡大)

月刊I/O のイラスト投稿例(拡大)

硬派な技術投稿雑誌に、アニメ風の絵柄が随所に現れていました。

ポップカルチャー・サブカルチャーとエンジニア

2016年現在にあっては、ポップカルチャー・サブカルの中心地である秋葉原。しかし、1980年代の当時は電気・電子パーツやマイコン初めとする電気関連販売の中心地であったことは良く知られています。電気・電子パーツでよく知られる秋月電子は今でも秋葉原に健在です。もしかすると、秋葉原=パソコン=サブカル=美少女 みたいな構図を当たり前のように思うかも分かりませんが、1980年代はどちらかと言うと暗い電子パーツの街。しかし、現在の秋葉原を予感させる片鱗がこんなところに出てきていたりするのです。

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